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36万円の折りたたみiPhone「iPhone Duo」ついに発売!! 世界のレビューで分かった“買い”の人・“待ち”の人 AIでどこまで便利になるのか

2026年10月23日 22分で読める AQUA合同会社
36万円の折りたたみiPhone「iPhone Duo」ついに発売!! 世界のレビューで分かった“買い”の人・“待ち”の人 AIでどこまで便利になるのか

ついにこの日が来ました。2026年10月23日、Appleで初めての折りたたみiPhone「iPhone Duo」が日本で発売されました。閉じればパスポートほどの大きさ、開けばiPhone史上最大の7.6インチ。価格は36万4,800円からと、iPhoneの歴史で最も高い一台です。

発売の直前には、世界中のメディアが一斉にレビューを公開しました。評価は「Appleらしい完成度」と「初代ならではの課題」がはっきり分かれています。この記事では、発売日に皆さんが知りたいことを1本にまとめました。価格の比べ方、国内外のレビューの本音、折り目・重さ・電池の実力、そしてApple IntelligenceなどのAIで何が便利になるのか。最後に、あなたが「買い」か「待ち」かを判断できるチェックリストも用意しています。

先に結論
  1. iPhone Duoは、閉じて5.4インチ・開いて7.6インチの折りたたみiPhoneです。A20 Proを積み、重さは254gです。
  2. Apple Storeでは36万4,800円からで、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルより安く買えます。返却前提の実質負担なら、各社とも20万円台前半から使えます。
  3. 海外のレビューはおおむね高評価です。折り目の目立たなさと電池持ちが好評な一方、重さ・価格・アプリの対応の遅れが課題に挙がっています。
  4. AIの目玉「Siri AI」は、まず英語のベータ版から始まり、日本語は10月中の対応予定とAppleは案内しています。
  5. 大画面で仕事や読書を快適にしたい人には「買い」です。望遠カメラや軽さ、アプリの完全な対応を重視する人は「待ち」が無難です。
7.6インチ
開いたときの画面(iPhone史上最大)
254g
本体の重さ
36.48万円〜
Apple Storeの価格(256GB)
24時間
通常使用の電池持ち(公式)

01iPhone Duoとは? 発売日に押さえたい基本

iPhone Duoは、Appleが2026年9月9日に発表した、初めての折りたたみ式のiPhoneです。予約は10月16日に始まり、10月23日に発売されました。AppleのCEOであるジョン・ターナス氏は、初代以降で最も大きな変革をもたらすiPhoneだと位置づけています。

Appleのニュースルーム「Apple、iPhone Duoを発表」2026年9月9日のプレスリリース
Appleのプレスリリース「Apple、iPhone Duoを発表」(2026年9月9日)。出典:Apple Newsroom

本を開くように横に開く「横折り」のタイプで、閉じたときは普通のiPhoneのように片手で使えます。開くと、iPhone 18 Pro Maxより50%大きい画面が現れます。2つの画面は同じ縦横の比率なので、閉じても開いても表示が自然につながる設計です。素材にはグレード5チタニウムを使い、色はスターホワイトとナイトスカイの2色です。

項目iPhone Duoの仕様(Apple公式)
画面開いて7.6インチ(1,878×2,670、Nano-texture仕上げ)/閉じて5.4インチ。どちらも最大120Hz・常時表示
サイズ・重さ開いて幅164.6×高さ117.8×厚さ5.2mm、閉じて幅84.1×高さ117.8×厚さ11.3mm、254g
チップA20 Pro(iPhone 18 Proと同じ)
カメラ48MPメイン(光学品質2倍)+48MP超広角。専用の望遠カメラはなし
認証サイドボタンのTouch ID(Face IDはなし)
電池通常使用で最大24時間。60W以上の充電器で約20分で50%
その他IP68の防水・防塵、eSIMのみ、Apple Pencil(USB-C)に年内対応予定
容量・色256GB・512GB・1TB・2TB/スターホワイト・ナイトスカイ
Apple公式の仕様ページ。iPhone Duoのサイズと重量、開いた時は幅164.6mm・厚さ5.2mm、閉じた時は幅84.1mm・厚さ11.3mm、重量254g
開いた時と閉じた時のサイズ。出典:Apple「iPhone Duo - 仕様」

02価格はいくら? どこで買うのがお得?

最も気になるのが値段です。週刊アスキーのまとめによると、Apple Storeの価格は容量ごとに次のとおりです。

容量Apple Store(税込)米国の価格
256GB36万4,800円1,999ドル
512GB39万9,800円2,199ドル
1TB46万9,800円2,599ドル
2TB57万4,800円3,199ドル

携帯電話会社で買う場合、一括の価格はApple Storeより高めです。その代わり、2年ほどで端末を返す「返却プログラム」を使うと、支払う額を大きく抑えられます(256GBの例)。

購入先一括の価格返却前提の実質負担
Apple Store36万4,800円返却プログラムなし(36回払いは月1万133円から)
au41万9,800円23万300円から(ケータイ Watch)
ソフトバンク41万9,760円23万9,760円から(ケータイ Watch)
ドコモ43万6,370円23万9,683円から(条件により異なる)
楽天モバイル43万3,000円21万6,504円から

ドコモと楽天モバイルの金額は、比較サイトのまとめ(10月18日時点)によるものです。返却プログラムは、返す時期や端末の状態、特典の利用料で金額が変わります。申し込む前に、各社の公式ページで条件を必ず確かめてください。

選び方の目安

長く使い続けたい人はApple Storeでの一括購入が最も安く済みます。2年ごとに最新機種へ買い替えたい人は、携帯電話会社の返却プログラムで実質負担を抑える方法が向いています。36万円は大金なので、「何年使うか」を先に決めてから買い方を選ぶのが失敗しないコツです。

03世界のレビューは何と言っている?

発売の2日前、10月21日に海外の主要メディアが一斉にレビューを公開しました。日本のメディアも実機での検証記事を出しています。主なものを並べます。

媒体評価のポイント
Engadget(米国)10点中8.8点。「一流の折りたたみ」と評価。動画再生の電池テストで28時間48分。重さ・価格・アプリの対応が課題
9to5Mac(米国)「折りたたみはiPhoneの未来」としつつ、初代の製品と位置づけ。多くの人には普通のiPhoneが現実的な選択と結論
AV Watch(西田宗千佳氏)非常に質が高いが、発売時点では課題もいくつかある。Kindleや多くのゲームはまだ大画面に最適化されていない
Business Insider Japan圧倒的に広い画面の便利さを評価。とても良い製品だが、初日には落胆する点もあり得る
ファミ通折り目が気にならないことに驚き。麻雀ゲームの捨て牌が見やすく、アプリの同時表示も便利
ほめられた点
  • 折り目が正面からはほとんど見えない
  • Nano-texture仕上げで映り込みが少なく、電子書籍が読みやすい
  • 電池持ちが良い(多くの日で残り20〜40%以上)
  • ヒンジが滑らかで、作りがしっかりしている
  • Apple純正のアプリは2画面に完全対応
不満が出た点
  • 254gと重い
  • 価格が非常に高い
  • 他社のアプリの多くがまだ大画面に最適化されていない
  • 専用の望遠カメラがない
  • Face IDがなく、Touch IDのみ
  • スピーカーの音がiPhone 18 Proより薄い

04気になる5つのポイントを検証

1. 折り目は気になる?

折りたたみスマホで最も気になる折り目について、各レビューの評価はおおむね一致しています。正面から見るとほとんど見えず、明るい光の下で暗い画面を表示したときや、指でなぞったときに分かる程度です。Engadgetは、マットなNano-texture仕上げが折り目を隠すのに役立っていると指摘しています。一方で、この仕上げの層は扱いすぎるとはがれることがあり、米国での交換費用は49ドルだと報じています。

2. 重さ254gは重い?

254gという重さは、iPhone 18 Pro Max(249g)とほぼ同じです。iPhone Maniaがまとめた比較では、閉じたときの高さはPro Maxの163.4mmに対して117.8mmと大幅に短く、幅は84.1mmとやや広めです。同じ重さでも、手に持った感覚やポケットへの収まり方はまったく変わります。9to5Macは、短くずんぐりした形のおかげで、数字ほど重く感じないと述べています。

3. 電池はもつ?

Apple公式の仕様ページ。iPhone Duoの電源とバッテリー、通常使用で最大24時間、アウターディスプレイで最大44時間、インナーディスプレイで最大31時間のビデオ再生
電池の公式の目安。外側の画面だけなら動画再生で最大44時間。出典:Apple「iPhone Duo - 仕様」

本体の左右に1つずつ電池を積む「デュアルバッテリー」を採用しています。Engadgetの動画再生テストでは28時間48分もち、ライバルのGalaxy Z Fold8より約30分長い結果でした。9to5Macの記者は、ほとんどの日を残り約20%で終えたと報告しています。大画面を長時間使う人でも、1日はもつと考えてよさそうです。

4. アプリはちゃんと使える?

ここが最大の注意点です。iPhone Maniaによると、アプリが大画面にどこまで対応するかは、そのアプリがどの開発キットで作られたかで決まります。古いキットで作られたアプリは画面の周りに黒い枠が出て、最新のiOS 27.1のキットで作り直されたアプリだけが2つの画面にぴったり合います。Apple純正のアプリやNetflix、Zoom、Slackなどは対応済みですが、Kindleや多くのゲームはまだです。あなたが毎日使うアプリが対応しているかを、店頭や発売後の情報で確かめてから買うのが安全です。

5. カメラは普通のiPhoneと比べてどう?

カメラは48MPのメインと超広角の2つで、専用の望遠カメラはありません。メインカメラの中央部分を使う「光学品質の2倍」までは画質を保てますが、それ以上の望遠を多用する人には物足りなく感じるはずです。一方、折りたたみならではの楽しみもあります。閉じた外側の画面をファインダー代わりにして、高画質の背面カメラで自撮りができます。撮られる人が外側の画面で構図を確認できる「Duo Preview」や、子どもの視線を集めるアニメを流す「キッズキュー」も用意されています。

05AIで何が便利になる? Apple IntelligenceとSiri AI

iPhone Duoは、AppleのAI「Apple Intelligence」と、新しいSiri「Siri AI」を大画面で生かす端末でもあります。Appleの発表から、AIに関わる主な機能を整理します。

機能Duoでの使い方
Siri AI画面の片側に資料を表示したまま、反対側でSiriと会話できる。メッセージやメール、写真から必要な情報を探し、画面の内容に関する質問にも答える
Siriカメラモードカメラに映ったものについて、Siriが質問に答えたり操作したりする
スマート撮影端末の中のAIが場面をリアルタイムで分析し、被写体がポーズをとった瞬間に自動で撮る
写真の編集撮ったあとに構図を直す「空間リフレーム」や「拡張」、アップグレードされた「クリーンアップ」
アプリのAI新しい「Core AI」の仕組みで、アプリが端末の中でAIを動かせる(例:コンテンツ制作アプリのDetail)
日本語のSiri AIはいつから?

Appleの発表の注記によると、Siri AIはiOS 27のベータ版として英語から始まり、10月には日本語にも対応する予定です。発売日の時点で日本語版の配信日は正式に発表されておらず、iOS 27.2での提供を見込む報道もあります(セレクトラ)。また、Siri AIや画像生成など、Appleのサーバーで動く一部の機能には1日の使用回数の上限があり、今後は有料で利用の幅を広げる予定とも注記されています。

ChatGPT・Claude・Geminiも2画面で使える

Apple純正のAIに加えて、ChatGPTやClaude、Geminiのアプリを並べて使えるのも大画面の魅力です。たとえば、左に資料、右にAIを開いて要約や質問をする使い方です。AQUAでは発売前に、3つのAIを開発用のシミュレータで2画面に並べて試した記事や、二画面でAIを使い倒す仕事術を公開しています。並べ方のコツは、そちらで詳しく解説しています。

06Galaxy Z Fold8と比べると

折りたたみスマホの先輩、SamsungのGalaxy Z Fold8(日本では2026年8月発売)と比べます。

比べる点iPhone DuoGalaxy Z Fold8
価格(256GB)36万4,800円(Apple Store)26万9,880円(Samsung公式)
重さ254g約201g(ITmedia)
閉じた厚さ11.3mm約9.7mm
開いた画面7.6インチ開くと4:3の大画面
動画再生の電池(Engadgetのテスト)28時間48分Duoより約30分短い
カメラ48MPメイン+48MP超広角(望遠なし、光学品質2倍まで)50MP広角+50MP超広角(望遠なし、ケータイ Watch)。望遠付きは上位の「Fold8 Ultra」
強みiPhoneのアプリ・Apple製品との連携、電池持ち軽さ、価格、折りたたみ向けアプリの蓄積

軽さと価格ではGalaxyが有利で、どちらも標準のモデルには望遠カメラがありません。一方、iPhoneのデータや、Apple Watch、Macとの連携をそのまま使いたい人にとっては、Duoが唯一の選択肢になります。「どちらが優れているか」より「どちらの世界で暮らしているか」で選ぶのが正解です。

07あなたは「買い」?「待ち」?

✅ 買いの人
  • 移動中に資料や電子書籍、動画を大画面で見たい
  • スマホで2つのアプリを並べて仕事をしたい
  • iPadを持ち歩くのが面倒だと感じている
  • Apple製品で生活をそろえている
  • 新しいものを最初に体験したい
⏳ 待ちの人
  • 望遠カメラで子どもの運動会などを撮ることが多い
  • 軽いスマホが好き、片手で長時間使う
  • 毎日使うゲームやアプリの対応を確かめたい
  • Face IDに慣れていて、Touch IDに戻りたくない
  • 予算を抑えたい(iPhone 18やGalaxyも候補)

迷う場合は、まずApple Storeや家電量販店で実物を触ってみるのがおすすめです。開いたときの画面の広さと、手に持ったときの重さは、数字より体で感じたほうが判断しやすいからです。

08AIのプロとしての考察:折りたたみは「AIの席」を増やす

AIの導入を支援する立場から見ると、iPhone Duoの本当の価値は「画面が大きいこと」以上に、AIの席がひとつ増えることにあります。これまでのスマホでは、AIに相談するたびに資料の画面から切り替える必要がありました。Duoなら、左に資料、右にAIを置いたまま作業を進められます。Appleが「画面の反対側を見ながらSiri AIと会話できる」とわざわざ紹介しているのは、この使い方こそが折りたたみの主役だと見ているからだと考えます。

ただし、初代の製品には「時間が解決する課題」と「構造的な課題」が混ざっています。アプリの対応や日本語のSiri AIは、時間とともに整っていく課題です。一方、重さや望遠カメラがないことは、次の世代を待たないと変わりません。自分が気になる弱点が、どちらの種類なのかを見分けることが、後悔しない買い方につながります。

AIの視点でもう一つ。Siri AIなど一部の機能に1日の上限があり、将来は有料で広げる予定という注記は見逃せません。端末代の36万円に加えて、AIをたっぷり使うための費用がかかる時代が近づいています。端末を選ぶときは、AIの使い放題がどこまで含まれるのかも、これからの大切な比較ポイントになるはずです。

09よくある質問

Q. いつ、どこで買えますか?
2026年10月23日に発売されました。Apple Storeのほか、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルで扱っています。人気が高く、発売直後は在庫が少ない場合があります。
Q. 一番安く買う方法は?
一括購入ならApple Storeの36万4,800円(256GB)が最安です。2年ほどで返すなら、携帯電話会社の返却プログラムで実質20万円台前半から使えます。条件は各社の公式ページで確かめてください。
Q. 折り目は目立ちますか?
正面からはほとんど見えないという評価が多数です。明るい光の下で暗い画面を表示したときや、指でなぞったときに分かる程度です。
Q. 物理的なSIMカードは使えますか?
iPhone DuoはeSIM専用です。今のSIMカードから、eSIMへの切り替えが必要です。
Q. 日本語のSiri AIは使えますか?
Appleは10月中に日本語に対応する予定と案内しています。配信日は発売日の時点で正式には発表されていません。Apple Intelligenceのほかの機能は、日本語で利用できます。
Q. Apple Pencilは使えますか?
年内にApple Pencil(USB-C)に対応する予定です。両方の画面で、メモやスケッチ、書類への書き込みができるようになります。

10まとめ

  1. iPhone Duoは2026年10月23日発売、Apple初の折りたたみiPhoneです。
  2. 価格はApple Storeで36万4,800円から。返却前提なら携帯電話会社で実質20万円台前半からです。
  3. レビューは折り目の目立たなさと電池持ちが高評価、重さ・価格・アプリの対応が課題です。
  4. AIでは、資料とSiri AIを並べて使うのが目玉。日本語のSiri AIは10月中の対応予定です。
  5. 大画面で仕事や読書をしたい人は「買い」、望遠カメラや軽さを重視する人は「待ち」です。

折りたたみのiPhoneは、スマホとタブレットの境目をなくす大きな一歩です。36万円という価格に見合うかどうかは、あなたが大きな画面で何をしたいかで決まります。ぜひ実物を手に取って、新しいiPhoneの形を確かめてみてください。

参考リンク

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