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Claude新機能 Dashboards・Motion徹底解説|グラフが“生きて”、説明が“動く”

2026年10月12日 10分で読める AQUA合同会社
Claude新機能 Dashboards・Motion徹底解説|グラフが“生きて”、説明が“動く”

「先月よりどれくらい売れたか、会議までに見たい」。そんな一言から、数字を見られる画面ができる。説明したい資料も、動く短い映像になる。Claudeが2026年10月8日に発表した新機能「Dashboards」と「Motion」は、調べる・まとめるの次へ進む更新です。

Dashboards会社のデータに質問し、更新されるグラフにする
Motion自分の資料を、編集できるアニメーションにする

この記事では、Anthropicの発表と日本語の公式ヘルプをもとに、実際の画面で使い方を追います。

1. 何が変わった? Claudeが「答え」の先を作る

従来なら、数字を聞いたあとにグラフを作り、報告用の説明資料を整えていました。Dashboardsは接続したデータからグラフを組み立て、Motionは文章やグラフに動きをつけます。どちらもClaudeの会話から始められ、完成品は「Artifacts」に残ります。

ひと目で分かる違い
機能 入力するもの できあがるもの 更新・編集
Dashboards 接続した業務データ+質問 グラフと指標の画面 データ更新を反映、質問で調整
Motion 資料・画像+伝えたい内容 短いアニメーション 言葉・数字・速度を調整、MP4出力

2. Dashboards:質問が、更新されるグラフになる

たとえば「今四半期の地域別収益を見たい」。データウェアハウスやSalesforceなどを接続し、Claudeに頼むと、必要な数値を取り出すSQLクエリを作り、ダッシュボードにまとめます。対応するデータ基盤にはBigQuery、Snowflake、Databricksなどがあります。

公式デモでは、シェアサイクルの1年分の利用データを質問。Claudeは利用総数、混雑日、時間帯別の推移を一つの画面に並べました。数字をクリックすると、その値を出したクエリを確認できます。各グラフにはデータの最終更新時刻も表示されます。

Anthropic公式デモ。左の会話から右のシェアサイクル利用状況ダッシュボードを作った画面
公式デモの完成画面。左が質問とClaudeの回答、右が利用総数と日別・時間帯別のグラフです。出典:Anthropic

使う流れは3段階

01データを接続会社のデータ基盤や対応アプリをClaudeにつなぐ。
02知りたいことを聞く「今四半期の地域別収益を表示して」。
03画面を整える「地域フィルターを追加して」と続けて頼む。
Claude公式日本語ヘルプのDashboards作成方法と依頼文の例
公式ヘルプが示す日本語の依頼例。会話から始めるほか、ArtifactsのDashboardsテンプレートからも作れます。出典:Anthropicヘルプ

私が特に便利だと思うのは、「グラフの裏側を見られる」ことです。数え方をクエリで確かめ、違えば会話で直せる。数字を使う仕事で、この透明さは大きいでしょう。

3. Motion:説明資料が、動く短編になる

Motionは、文字・グラフ・図形・画像に動きをつける機能です。公式の例は「四半期レポートを全社会議向けの30秒の説明動画に」。伝えたい内容をClaudeへ渡すと、短いアニメーションの初稿を作ります。

起動はチャットの出力メニューで「Motion」を選ぶ方法と、ArtifactsのMotionテンプレートから始める方法があります。公式発表にある「/motion」の画面もその入口の一例です。

Claude公式発表に掲載されたMotionの起動画面。入力欄でMotionを選択する様子
公式の起動画面。Motionを選んで、作りたい説明動画を日本語で伝えます。出典:Anthropic
「この四半期レポートを全社会議向けの30秒の説明動画にしてください」

生成後は「2番目の場面を少し長く」「売上の数字を修正して」と会話で直せます。エディタで直接調整し、完成したらMP4で保存できます。実際の生成から完成までの画面はAnthropicの公式デモ動画でも見られます。

Claude公式日本語ヘルプのMotion作成方法と四半期レポートの説明動画例
公式ヘルプに掲載された依頼文と操作方法。レポート以外に、料金比較や利用手順の説明も例示されています。出典:Anthropicヘルプ

Motionの中心は、コードで文字や図を動かす仕組みです。だから単語、数値、表示するタイミングを後から細かく変えられます。発表資料や操作説明のように、内容の正確さが大切な場面と相性が良い機能です。

4. どのプランで使える? 開発者が注目したい点

プラン Dashboards Motion
Free 対象外 対象外
Pro ベータ版を利用可 対象外
Max ベータ版を利用可 対象外
Team ベータ版を利用可 ベータ版を利用可
Enterprise 管理者が有効化 管理者が有効化

上の対応状況はDashboardsとMotionの公式ヘルプに基づきます。2026年10月時点のベータ提供です。企業内で見当たらない場合は、組織のArtifacts設定を確認できます。

開発者の視点:Dashboardsは各チャートのSQLと更新時刻を見せます。たとえば売上の定義を確かめ、クエリを修正する流れを会話と一体にできる点が面白い。Motionはアニメーションをコードで作るため、数値や表現を差し替えて再利用しやすい。私は、この「作った後も中身を直せる」設計に、実務向けAIの進歩を感じます。

分析と制作の次の工程にもつながる

Dashboardsで気になる傾向を見つけたら、公式発表ではAmplitude、Grafana、Mixpanel、Sigmaなどの分析ツールへ送り、深掘りを続けられると案内しています。Claude上で素早く仮説を立て、必要なテーマだけ詳細な分析に進む流れです。

MP4をさらに編集するなら、公式発表ではAdobe、Descript、Runwayなどの編集サービスへの受け渡しを紹介しています。たとえば製品説明の初稿をMotionで作り、公開用の演出を編集ソフトで仕上げる。私は、AIが初稿をつくり、人が最後の伝え方を磨く連携に可能性を感じます。

データ接続を伴うDashboardsは、チーム内の閲覧権限や共有範囲も設計の一部です。公式ヘルプによると、作成したダッシュボードは初期状態では本人だけが見られ、共有操作で公開範囲を変えられます。

5. よくある疑問

Q. 無料プランでも使えますか?

DashboardsはPro以上、MotionはTeam・Enterprise向けのベータ版です。

Q. 手元の表を渡せば、ずっと自動更新されますか?

継続して更新されるDashboardsには、データ基盤や対応アプリとの接続が必要です。

Q. Motionで実写風の映像も作れますか?

Motionが得意なのは、文字・グラフ・図形・画像を使う説明アニメーションです。完成品はMP4で出力できます。

Q. 日本語で指示できますか?

日本語の公式ヘルプに依頼文の例があります。自分の資料で試すなら、見せる相手と長さを添えて頼むと始めやすいでしょう。

6. まとめ:見せたい数字も、伝えたい話も

Dashboardsは、会社のデータへの質問を更新される画面に変えます。Motionは、説明したい内容を編集できる短いアニメーションにします。数字の裏側を確かめ、完成後も細かく直せる。数字を見せる作業と、伝わる資料づくりを一つの会話から始められます。

主な参照先

Next Step

読んだことを、自社の仕事に。

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