Googleだけじゃない、OpenAIも止まらない
前回、GoogleのAI最新動向(Gemini 3やVeo 3.1)についてまとめた。
でも、AI業界の進化はGoogleだけじゃない。OpenAIも負けじと新しいものを次々と出してきている。
GPT-5.2、Sora 2、Codex、ChatGPT Agent……。
正直、「また新しいの出たの?」という感覚だと思う。でも、今回のアップデートはかなり実用的な方向に進化している。
この記事では、2026年1月時点でのOpenAI・ChatGPTの最新動向を、使い方も含めて徹底的にまとめてみる。
GPT-5.2:3つのモデルを使い分ける時代に
2025年12月11日、OpenAIは最新モデル「GPT-5.2」シリーズを発表した。
これまでのGPTは「一つのモデルを使う」という感覚だったけど、GPT-5.2からは用途に応じて3つのモデルを使い分けるという設計になっている。
GPT-5.2 Instant:日常使いの主力モデル
一番よく使うことになるのがこれ。
- 高速で応答が返ってくる
- 情報検索、手順説明、翻訳が得意
- 日常の仕事や学習に最適
「ちょっと調べたい」「この文章を翻訳して」みたいな使い方なら、Instantで十分。
GPT-5.2 Thinking:仕事向けの思考モード
もう少し複雑なタスクには、Thinkingモデル。
- スプレッドシートの書式設定や財務モデリング
- スライド作成
- コーディング
- 長文の要約
- 複雑な数学や論理の説明
「考えながら作業する」タイプの仕事に向いている。応答は少し遅くなるけど、その分クオリティが上がる。
GPT-5.2 Pro:最高性能モデル
最も賢く、最も信頼性が高いモデル。
- 重大な誤りが最も少ない
- プログラミングなど複雑な領域で強い
- ハルシネーション(誤情報生成)を38%削減
ただし、利用にはChatGPT Proプラン(月額30,000円)への加入が必要。
ベンチマーク結果
性能面では、かなりの数字が出ている。
| ベンチマーク | GPT-5.2のスコア |
|---|---|
| AIME 2025(数学競技) | 100.0% |
| GDPval(実務タスク総合) | 70.9% |
GoogleのGemini 3 ProやAnthropicのClaude Opus 4.5を上回る結果とのこと。
ChatGPT Agent:AIが「代わりに動く」時代
GPT-5.2と並んで注目なのが、ChatGPTの「エージェントモード」。
これは、AIが自分で考えて、自分で行動して、タスクを完了させる機能。
何ができるのか
たとえば、こんなことができる。
「カレンダーを見て、今後のクライアントミーティングについて最新ニュースを踏まえてブリーフィングして」
「4人分の和朝食の材料を計画して、購入までやっておいて」
「3社の競合を分析して、スライドデッキを作成して」
これ、人間がやったら数時間かかる作業。それをChatGPTが5〜30分で終わらせてくれる。
使い方
使い方は簡単。
- ツールメニューから「エージェントモード」を選択
- または入力欄で
/agentと入力 - やってほしいタスクを説明
- あとはChatGPTが勝手にやってくれる
通常のチャット中に「エージェントモードで実行して」と言えば、自動的に切り替わる。
使えるツール
エージェントモードでは、以下のツールを組み合わせてタスクを実行する。
- ビジュアルブラウザ:Webサイトを操作
- コードインタープリター:コード実行やデータ分析
- アプリ連携:Gmail、カレンダー、Google連絡先など
- ターミナル:コマンド実行
利用制限
- Proプラン:ほぼ無制限
- Plus / Team / Enterprise:月50件まで(追加購入可能)
Sora 2:動画生成AIの本命
2025年10月にリリースされた「Sora 2」。動画生成AIとしては現時点で最も実用的なものだと思う。
何がすごいのか
バスケットボールがリングに当たったら、ちゃんとバックボードから跳ね返る。オリンピック体操のルーティンも生成できる。
セリフ、効果音、環境音が自動的につく。別で音声を作る必要がない。
自分や友人を動画に登場させられる。短いビデオ録音で本人確認後、任意のシーンに挿入可能。
料金と仕様
| プラン | 月額 | クレジット | 動画仕様 |
|---|---|---|---|
| ChatGPT Plus | 3,000円 | 1,000 | 5秒/720p(透かしあり) |
| ChatGPT Pro | 30,000円 | 10,000 | 25秒/1080p(透かしなし) |
日本での利用
Sora 2は日本でも利用可能。カメオ機能も含め、日本語で問題なく使える。
ChatGPT Plus(月額3,000円)から利用開始できる。
Codex:コードを書くAI
開発者向けの話になるけど、OpenAIの「Codex」もかなり進化している。
GPT-5.2-Codex
最新版のGPT-5.2-Codexは、以下のような特徴がある。
- 自然言語からコードを自動生成
- リファクタリングや大規模なコード変更に対応
- バグの特定と修正提案
- 数百万トークンにわたって一貫して作業可能
クラウドサンドボックス
Codexの面白いところは、実際にコードを実行できること。
リポジトリがプリロードされた独自のクラウドサンドボックス環境で、機能の作成、バグ修正、プルリクエストの作成までやってくれる。
エンジニアの「面倒な作業」をかなり肩代わりしてくれる。
その他の新機能
ChatGPT Health
2026年1月7日に発表された新機能。医療記録やウェルネスアプリをChatGPTに接続できる。
- Apple Health、MyFitnessPalなどと連携
- 健康・ウェルネスの質問に、自分のデータを踏まえて回答
- データはモデルのトレーニングに使用されない(プライバシー保護)
すでに毎週2億3000万人がChatGPTで健康関連の質問をしているらしい。
ChatGPT Translate
翻訳に特化したサービスも静かにローンチされている。
従来の翻訳エンジンより「文脈を理解した」翻訳ができるのが売り。ただ、現時点では対応言語が28言語程度で、まだ発展途上。
料金プラン比較
「結局、どのプランにすればいいの?」という話。
| プラン | 月額 | 特徴 |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 基本機能のみ、制限あり |
| Plus おすすめ |
3,000円 | GPT-5.2利用可、Sora 2制限付き、Agent月50件 |
| Pro | 30,000円 | 全機能無制限、GPT-5.2 Pro、Sora 2フル機能 |
どっちを選ぶべきか
多くの人にはPlusで十分。
Proは「AIを中心に仕事を組み立てる」レベルで使う人向け。月30,000円は高いけど、その分の価値を出せる人には安い投資になる。
まずはPlusで始めて、「もっと使いたい」「制限がキツい」と感じたらProを検討する、という流れがおすすめ。
【実践編】こう使えば仕事が変わる:5つのシナリオ
ここまで機能を紹介してきたけど、「で、具体的にどう使うの?」という話だと思う。
実際に仕事で使えるシナリオを5つ紹介する。これを見れば、「あ、自分もこれできるじゃん」となるはず。
シナリオ1:競合分析資料を30分で作る
状況:明日のプレゼンまでに競合3社の比較資料が必要。普通にやったら半日かかる。
使い方:
- エージェントモードを起動(入力欄で
/agent) - 「競合A社・B社・C社の製品を比較して、強み・弱み・価格・特徴をまとめた比較表と、スライド10枚分の構成案を作って」と指示
- ChatGPTがWebを自動で調べて、情報を整理して、構成まで作ってくれる
- 出力されたものをPowerPointにコピペして微調整
ポイント:
- Thinkingモデルを使うと、分析の深さが上がる
- 「自社の強みは〇〇」と追加で伝えると、それを踏まえた比較になる
- 所要時間:指示5分 + AI処理15分 + 微調整10分 = 約30分
シナリオ2:海外クライアントへのメールを「ネイティブ品質」で書く
状況:アメリカのスタートアップCEOにメールを送りたい。Google翻訳だと硬すぎるし、ニュアンスが不安。
使い方:
- 日本語でメールの内容をそのまま書く
- 以下のように指示:
・相手:アメリカのスタートアップCEO(30代、カジュアルな社風)
・関係性:2回ミーティングした程度
・トーン:フレンドリーだけどプロフェッショナル
・目的:次回ミーティングの日程調整
ポイント:
- 相手の属性(役職、国、年齢層、社風)を入れると精度が劇的に上がる
- 「この表現は失礼じゃない?」と聞けば、文化的なチェックもしてくれる
- 返信が来たら「この返信の意図を解説して」で、ニュアンスも理解できる
シナリオ3:1時間の会議を5分で把握する
状況:出られなかった会議の録画が1時間ある。見る時間がない。
使い方:
- Zoomなら自動文字起こしをダウンロード(またはWhisperで文字起こし)
- 文字起こしファイルをアップロード
- 「この会議の要点を3つ、決定事項、私へのアクションアイテムをまとめて。私の名前は〇〇」と指示
出力例:
要点3つ:
- 来月のリリースは2週間前倒し
- マーケティング予算が20%増額
- 新機能Aは一旦保留、Bを優先
決定事項:リリース日は2/15に確定
あなたへのアクション:2/10までにLP原稿を提出
ポイント:
- 「〇〇さんの発言だけ抜き出して」も可能
- 「この会議で出た懸念点をリストアップして」で、リスク把握もできる
シナリオ4:SNS用の商品紹介動画を作る(Sora 2)
状況:新商品のInstagram Reels用動画が欲しい。撮影する時間も予算もない。
使い方:
- Sora 2を開く
- 以下のように指示:
・白いミニマルな部屋で、木製のテーブルの上にコーヒーカップがある
・朝の柔らかい光が窓から差し込んでいる
・カメラがゆっくりズームイン
・BGM:穏やかなピアノ
・最後に「Morning Ritual」というテキストがフェードイン
ポイント:
- 「リミックス機能」で、生成後に「もう少し明るく」「カメラワークを変えて」と微調整できる
- カメオ機能で自分を出演させることも可能(日本でも利用可)
シナリオ5:レガシーコードのリファクタリング(Codex)
状況:5年前に書かれたPythonコード。動いてるけど誰も触りたくない。
使い方:
- Codexにリポジトリを接続
- 「このファイルをPython 3.11対応にリファクタリングして。型ヒントを追加して、関数を適切に分割して。テストも書いて」と指示
- Codexがサンドボックス環境で実際にコードを実行しながら修正
- プルリクエストの形で提案してくれる
ポイント:
- 「なぜこの変更をしたのか」の説明も自動で生成される
- 「このコードの問題点を指摘して」だけでも、レビュー的に使える
- 数百万トークン(=巨大なコードベース)にも対応
結局、OpenAIは何を目指しているのか
ここまでの機能を見てきて、OpenAIの方向性は明確だと思う。
「AIを道具から、働く仲間へ」
ChatGPT Agentやcodexを見ると、もう「質問に答える」だけのAIじゃない。自分で調べて、自分で考えて、自分で作業を完了させる。
これが良いことなのか悪いことなのかは、正直わからない。ただ、この流れが止まることはないだろう。
これらを「使いこなす側」になるには
GPT-5.2、Sora 2、Codex、エージェントモード……。
すごい機能が増えているのはわかった。でも、「じゃあ自分はどうすればいいの?」という話だと思う。
正直、これだけの機能を独学で全部マスターするのは難しい。毎月のように新しい機能が追加されるし、「なんとなく使う」だけでは本当の価値を引き出せない。
YUA AIスクールで学べること
もし本気でAIスキルを身につけたいなら、YUA(ユア)AIスクールがおすすめ。
この記事で紹介したような最先端AI技術を、体系的に学べるスクールだ。
学べる内容:
- AIエージェント構築(ChatGPT Agentのような仕組みを自分で作れる)
- 生成AI・プロンプトエンジニアリング
- 機械学習・深層学習
- 自然言語処理(NLP)
- コンピュータビジョン
- データサイエンス・ビッグデータ
- MLOps・AIエンジニアリング
ChatGPT、Claude、Geminiといった最新AIにも対応しているので、この記事で紹介した技術をそのまま実践で使えるようになる。
料金プラン
| コース | 月額(税抜) | 特徴 |
|---|---|---|
| 学生コース | ¥6,980 | 学生証提示で29%OFF |
| 一般コース 人気No.1 |
¥9,800 | 月4回コードレビュー付き |
| エリートコース | ¥29,800 | 転職&副業保証付き |
ChatGPT Proが月30,000円と考えると、同じ価格でAIを「使う側」から「作る側」になれる。コスパで考えるとかなり良い選択肢だと思う。
サポート体制
- 24時間チャットサポート
- 週2回の個別メンタリング
- 現役プロによるマンツーマン指導
- 転職成功率99%のキャリア支援
エリートコースには転職保証(6ヶ月以内に転職できなければ全額返金)と副業保証(月5万円以上の案件優先紹介)もついている。
詳しくはYUA AIスクールの公式サイトを見てほしい。品川シーサイド駅から徒歩5分、オンラインでも受講可能だ。
参考情報
この記事で紹介した内容の詳細は、以下の公式情報で確認できる。