正直、ついていけなくなってきた
2026年に入ってまだ2週間ちょっと。なのにGoogleのAI関連の発表が多すぎて、もう何が何だかわからなくなっている人、多いんじゃないだろうか。
Gemini 3、Veo 3.1、Nano Banana、Deep Think、Gemini Agent……。
名前だけ聞いても「で、結局何ができるの?」という感じだと思う。
この記事では、2026年1月時点でのGoogle AIの最新動向を、できるだけわかりやすく整理してみる。「へー、そんなことになってるんだ」くらいの温度感で読んでもらえれば。
GPT-5.2・Sora 2・Codexなど、ChatGPTの最新機能はGPT-5.2・Sora 2・Codex完全ガイドで詳しく解説しています。
Gemini 3が「できること」が変わった
まず大前提として、GoogleのAIは「Gemini」というブランドに統一されている。で、その最新版がGemini 3。2025年11月にリリースされた。
「また新しいバージョンか」と思うかもしれないけど、今回のアップデートはちょっと毛色が違う。
単なる「賢くなった」じゃない
これまでのAIのアップデートって、だいたい「より賢くなりました」「より速くなりました」みたいな話だった。
Gemini 3も確かに賢くなってる。博士課程レベルの推論能力とか、マルチモーダル理解(画像も音声もテキストも全部理解できる)が向上とか。
でも、今回の本質はそこじゃない。
「AIが勝手に動いてくれる」という方向に、明確に舵を切った。これが大きい。
Gemini Agent:AIが「代わりにやってくれる」時代
Gemini 3と一緒に発表された「Gemini Agent」。これがまさにその象徴。
たとえば、こんな指示ができる。
「来週の出張用に、1日80ドル以下のミッドサイズSUVをメールの詳細を使って調査して、良さそうなのがあれば予約しておいて」
これ、人間がやろうとすると結構面倒くさい。メール開いて、日程確認して、レンタカーサイト開いて、条件入れて、比較して……。
Gemini Agentは、この一連の流れを全部やってくれる。Gmail、カレンダー、ウェブブラウジングを横断して、マルチステップのタスクを自動で処理する。
現時点での制限
ただし、まだ制限はある。
- 現時点では米国のGoogle AI Ultraユーザー限定(英語のみ)
- 18歳以上の個人アカウントのみ
- Workspaceアカウントは対象外
日本語対応は「今後拡張予定」としか言われていない。過去の例(AIモードは米国から約3ヶ月後に日本上陸)を見ると、2026年の春〜夏頃には使えるようになるかもしれない。
Deep Think:「時間をかけて深く考える」モード
もう一つ、Gemini 3で追加された機能が「Deep Think」。
通常のGemini 3が「すぐに答える」モードだとしたら、Deep Thinkは「時間をかけて深く考える」モード。
何が違うのか
Deep Thinkの特徴は「並列思考」という仕組み。複数の仮説を同時に検証して、最も確実な結論を導き出す。
人間でいうと、難しい問題を解くときに「こっちのアプローチはどうだろう」「いや、こっちの方が……」と複数の可能性を同時に検討する感じ。
応答には数十秒〜数分かかることもあるけど、その分、複雑な推論が必要なタスクでの正解率は劇的に向上している。
どんな時に使うべきか
正直、日常的な質問には向いていない。「今日の天気は?」みたいな質問にDeep Thinkを使う意味はない。
向いているのは:
- 数学・科学の複雑な問題
- 論理的な推論が必要なタスク
- 複数の要素を考慮した意思決定
あと、利用にはGoogle AI Ultra(月額約36,400円)への加入が必要で、1日10回までという制限もある。
Veo 3.1:動画生成AIがついに実用レベルに
2026年1月13日、Googleは動画生成AI「Veo 3.1」のアップデートを発表した。
動画生成AIって、去年まではまだ「面白いけど実用には……」という段階だった。キャラクターの顔が途中で変わったり、背景が急に別物になったり。
Veo 3.1では、この「一貫性」の問題がかなり改善されている。
主なアップデート内容
YouTube Shorts、TikTok、Instagram Reels向けの9:16動画を、追加編集なしで直接生成できるようになった。
1080pと4Kでの動画生成が可能に。より鮮明で詳細な映像を作成できる。
同一キャラクターを異なるシーンでも維持できるようになった。複数シーンのストーリー動画も作りやすくなっている。
どこで使えるか
一般ユーザー向けには、Geminiアプリ、YouTube Shorts、YouTube Createアプリで利用可能。プロ・企業向けにはFlow、Gemini API、Vertex AI、Google Vidsで提供されている。
ちなみに、すべてのAI生成動画にはSynthIDという電子透かしが自動的に付与される。AIで作ったことが後から確認できる仕組みになっている。
Nano Banana:「ナノバナナ」という名前のわけ
Googleの画像生成AIには「Nano Banana(ナノバナナ)」という愛称がついている。
なぜバナナなのか。Geminiアプリで画像生成機能を使うと、バナナのマークが表示されるから。ユーザーの間で自然発生的に「ナノバナナ」と呼ばれ始めて、今ではGoogle自身もこの名称を公式に使っている。
Nano Banana Proが登場
2026年1月には「Nano Banana Pro」(Gemini 3 Pro Image)が発表された。
主な特徴:
- 最大14枚の参照画像をアップロード可能
- 最大4K解像度での出力
- 高度なテキストレンダリング(インフォグラフィックやメニュー向け)
- 複数のアスペクト比に対応
特に「同じキャラクターを一貫して登場させる」のが得意で、漫画やストーリーボードの作成に向いている。
無料版でも1日100枚まで生成可能。本格的に使うならGoogle AI Pro(月額2,900円)でGemini 2.5 Proが使えるようになる。
Apple × Google:SiriがGeminiベースになる
そして、2026年1月12日に発表された最大のニュース。
AppleとGoogleが生成AI分野で長期提携を発表。次世代SiriはGeminiをベースに開発される。
これ、けっこう衝撃的な話だと思う。
何が変わるのか
現在のSiriと比べて、次世代Siriは以下のような進化が期待されている:
- パーソナライズされた応答(ユーザーの行動パターンを学習)
- 文脈理解の向上(メールやメッセージを横断的に理解)
- 高度な会話能力
- オンスクリーン認識(画面に表示されている内容の理解)
技術的には、Geminiの1.2兆パラメータモデルがベースになる。Appleの現行モデル(約1,500億パラメータ)と比べると、約8倍の規模。
プライバシーは大丈夫なのか
AppleとGoogleの提携と聞いて、「プライバシーは大丈夫?」と思った人もいるだろう。
発表によると、GeminiモデルはApple独自のプライバシー重視サーバー上で稼働する。ユーザーデータがGoogleに送信されることはないとのこと。Apple Intelligenceの「業界最高水準のプライバシー保護」は維持されるらしい。
リリースは2026年春頃、おそらくiOS 26.4と同時期になると予想されている。
契約の規模
報道によると、AppleはGoogleに年間約10億ドル(約1,540億円)を支払う見込み。複数年契約で、総額は数十億ドル規模になるという。
ちなみに、AppleはOpenAIとの提携(ChatGPTのSiri統合)も継続するとのこと。今回の契約は独占的なものではない。
その他の動き:買い物AIとGmail AI
細かいところでは、こんな発表もあった。
Universal Commerce Protocol(UCP)
AIエージェントが商品の発見から購入、決済までを一貫して処理するための新しいオープンソース標準。Shopify、Etsy、Target、Walmart、Visa、Mastercardなどと共同開発。
要するに、AIが「勝手に買い物してくれる」未来に向けた基盤づくり。
Direct Offers
AIモードで商品比較をしていると、AIがリアルタイムで購買意欲を分析して、個別の割引を提示してくれる機能。AIが店と交渉してくれる、みたいなイメージ。
Gmail AI Inbox
メールを開かなくても、AIが質問に即座に回答してくれる機能。複数のスレッドを横断して情報を取得できる。「あのメール、なんて書いてあったっけ」がなくなる。
【実践編】Gemini・Google AIを仕事で使う:5つのシナリオ
ここまで機能を紹介してきたけど、「結局、仕事でどう使えばいいの?」という話だと思う。
具体的なシナリオを5つ紹介する。明日からすぐ使えるものばかりだ。
シナリオ1:Deep Thinkで「どっちを選ぶべき?」を解決する
状況:2つのSaaSツールの導入で悩んでいる。機能も価格も一長一短で、普通に比較しても決められない。
使い方:
- Geminiを開いて「Deep Think」モードをON
- 以下のように指示:
【当社の状況】
・従業員50名のIT企業
・現在はスプレッドシートで管理
・リモートワーク比率70%
・月予算は10万円まで
【候補A】Notion – 月額8ドル/人
【候補B】Asana – 月額10.99ドル/人
コスト、学習コスト、既存ツールとの連携、将来の拡張性の観点で分析して。
ポイント:
- Deep Thinkは「複数の観点を同時に検討」するのが得意
- 単なる機能比較ではなく、自社の状況を踏まえた判断を出してくれる
- 「なぜその結論に至ったか」の推論過程も見られるので、上司への説明にも使える
シナリオ2:Geminiで「画像付き」市場調査レポートを作る
状況:競合のWebサイトやSNSを分析して、マーケティング戦略のレポートを作りたい。スクリーンショットを見ながら分析してほしい。
使い方:
- 競合サイトのスクリーンショットを5〜10枚撮る
- Geminiに画像をアップロード
- 以下のように指示:
以下の観点でレポートを作成して:
1. 各社のデザイントレンド(色使い、レイアウト、フォント)
2. 訴求ポイントの違い(何を強調しているか)
3. CTAボタンの配置と文言
4. 当社サイトへの改善提案(3つ)
ポイント:
- Geminiのマルチモーダル機能(画像+テキスト同時理解)が活きる場面
- 人間が見落としがちな「細かいデザインの傾向」も拾ってくれる
- 複数画像を一度に分析できるので、比較が楽
シナリオ3:Nano Bananaで「統一感のある」ブランド画像を量産
状況:新サービスのSNS投稿用に、同じキャラクターが登場する画像を10枚作りたい。外注すると高いし、毎回キャラがブレるのは困る。
使い方:
- Geminiアプリで画像生成(Nano Banana)を起動
- まずベースとなるキャラクターを生成:
親しみやすい笑顔。フラットデザイン、パステルカラー背景。
- 生成されたキャラクター画像を「参照画像」としてアップロード
- シーン違いのバリエーションを生成:
・パソコンに向かって作業中
・会議室でプレゼン中
・コーヒーを飲みながら考え中
・ガッツポーズで成功を喜ぶ
ポイント:
- Nano Banana Proは最大14枚の参照画像を読み込める
- 「同じキャラクターを維持」する能力が高いので、シリーズものに最適
- 無料でも1日100枚生成可能。SNS運用なら十分
シナリオ4:Veo 3.1でYouTube Shorts用の動画を作る
状況:新商品のティザー動画をSNS用に作りたい。撮影する時間もスキルもないけど、イメージは頭にある。
使い方:
- YouTube CreateアプリまたはGeminiアプリでVeo 3.1を起動
- 以下のように指示:
・真っ白な空間に、一滴の水が落ちる(スローモーション)
・水滴が広がる波紋
・波紋の中から製品(シンプルなガラスボトル)が浮かび上がる
・最後に「Pure. Simple. Yours.」のテキストがフェードイン
・BGM:ピアノの静かな旋律
・全体的にミニマル、高級感のある雰囲気
ポイント:
- Veo 3.1は縦型動画にネイティブ対応。Shorts/Reels用に最適化されている
- 音声(BGM、効果音)も同時生成される
- 「もう少し明るく」「水滴をもっとゆっくり」など、生成後の微調整も可能
- 4K解像度にも対応しているので、プロモーション用途にも使える
シナリオ5:Gmail AI Inboxで「あのメールどこだっけ」を一瞬で解決
状況:クライアントとの打ち合わせ前。過去のメールで決まったことを確認したいけど、スレッドが多すぎて探せない。
使い方:
- Gmailを開く(AI Inbox機能がONの状態)
- 検索バーまたはGeminiパネルで質問:
・納期はいつに決まった?
・予算の上限は?
・次回ミーティングの日程は?
出力例:
ABC株式会社 田中様とのやり取り概要:
- 納期:2026年3月15日(1月8日のメールで確定)
- 予算上限:500万円(税別)(1月10日のメールで合意)
- 次回MTG:1月22日 14:00〜 オンライン(1月15日に調整済み)
ポイント:
- Gmail AI Inboxは複数のスレッドを横断して情報を抽出できる
- メールを開かなくても、質問するだけで回答が返ってくる
- 「田中さんからの未対応の依頼をリストアップして」のような使い方も可能
結局、何が言いたいのか
2026年1月のGoogle AI関連の発表を一通り見てきた。
正直な感想として、「AIが勝手に動く」時代が本格的に始まったと感じる。
これまでのAIは、基本的に「聞いたら答える」だった。でも、Gemini AgentやUCPの方向性は明らかに「指示したら勝手にやる」に向かっている。
それが良いことなのか悪いことなのかは、正直わからない。便利なのは間違いないけど、「AIに任せすぎて大丈夫か」という不安もある。
ただ、一つ確実なのは、この流れは止まらないということ。
使いこなす側に回るか、置いていかれる側に回るか。その分岐点が、2026年なのかもしれない。
こういう最先端AIを「使う側」になるには
ここまで読んで、「すごいのはわかったけど、自分には関係ないかな」と思った人もいるかもしれない。
でも、ちょっと待ってほしい。
Gemini Agent、Veo 3.1、Nano Banana……これらを「使いこなせる人」と「ただ眺めてる人」の差は、今後どんどん広がっていく。
じゃあどうやって学べばいいのか。正直、独学でこの速度についていくのはかなりしんどい。毎週のように新しい技術が出てくるし、体系的に学ばないと断片的な知識で終わってしまう。
YUA AIスクールで学べること
もし本気でAIスキルを身につけたいなら、YUA(ユア)AIスクールという選択肢がある。
この記事で紹介したような最先端AI技術を、体系的に学べるスクールだ。
学べる内容:
- AIエージェント構築(まさにGemini Agentみたいなものを自分で作れるようになる)
- 生成AI・プロンプトエンジニアリング
- 機械学習・深層学習
- 自然言語処理(NLP)
- コンピュータビジョン
- データサイエンス・ビッグデータ
- MLOps・AIエンジニアリング
ChatGPT、Claude、Geminiといった最新AIにも対応しているので、この記事で紹介した技術をそのまま実践で使えるようになる。
料金プラン
AIスクールって高いイメージがあるかもしれないけど、YUAは月額制でかなりコスパが良い。
| コース | 月額(税抜) | 特徴 |
|---|---|---|
| 学生コース | ¥6,980 | 学生証提示で29%OFF |
| 一般コース 人気No.1 |
¥9,800 | 月4回コードレビュー付き |
| エリートコース | ¥29,800 | 転職&副業保証付き |
学生なら月6,980円、一般でも月9,800円から始められる。Google AI Ultra(月約36,400円)より安いのに、AIを「使う側」から「作る側」になれる。
サポート体制
- 24時間チャットサポート
- 週2回の個別メンタリング
- 現役プロによるマンツーマン指導
- 転職成功率99%のキャリア支援
エリートコースには転職保証(6ヶ月以内に転職できなければ全額返金)と副業保証(月5万円以上の案件優先紹介)もついている。
詳しくはYUA AIスクールの公式サイトを見てほしい。品川シーサイド駅から徒歩5分、オンラインでも受講可能だ。
参考情報
この記事で紹介した内容の詳細は、以下の公式情報で確認できる。
- Gemini 3: Google公式ブログ
- Veo 3.1: Google公式ブログ
- Gemini Agent: Google公式ブログ
- Apple × Google提携: テクノエッジ